いつも仕事に時間がかかり、やるべきことが処理中途半端になることが多く、それが悩みでした。
今回は「選択・優先順位」を意識するようになって、作業もはかどり、気持ちも軽くなったのでそのやり方をシェアします。
仕事が遅い人の特徴、問題点
昔から、勉強も仕事も全部やりきらないといけないと思いこんでいました。
この完璧主義なところが問題です。
全部を100%やりきろうとすると、やる前から大変さを感じて、そこでやる気が失せます。
テストの前に勉強しようとしても、マンガ、掃除に気がいってしまうのも、このためです。
人の脳は、複雑なことは苦手です。やることが多いと把握できません。
分かりやすく伝えるために、ポイントを3つに絞るということも効果があります。
このことからも、仕事、勉強が遅い人に共通することは、最初から全部を完璧にやろうとする。
読書術で気づいたこと
一冊を読むのに、何日もかかってしまい、それがコンプレックスでした。
齋藤孝氏の「速読塾」や読書術の本を何冊も読んでわかったことがあります。
それは、全部を読まない!自分が必要な情報だけを拾い、それ以外を捨てる。ということでした。
ここでも、完璧主義が問題でした。1ページ目から最後まで読みきらないと本を読んだことにならないと思い込んでいました。
しかし、読書術の達人たちは、全部読んでいませんでした。
- 読むスピードが遅い人
読書 = 全部読む - 読書スピードが速い人
読書 = 必要なところだけ読む
目からうろこだったのが、捨てるという意識。
断捨離するのに勇気がいるように、人は捨てることに対してメンタルブロックがあります。
大切なことに注力するため「優先順位と選択」を意識する。
では、どう取り組めば良いのでしょうか。
大切なことは2つ
- 優先順位をつける
- やるべき事を絞る(選択と捨てる)
選択・捨てる この仕事にとって何が重要か?
例えば、ボーリングで、ストライクで全部のピンを倒したい。
そう考えたときに、闇雲にボールを投げても数本しか倒せません。
しかし、全部のピンを倒すにはどこが重要なのか?を考え、そこにボールを投げる。
そうすればストライクの可能性は高くなります。
それは、同時に無駄なところに投げる事を捨てることになるのです。
仕事も同じです。
大切なことは、今取り組む仕事の何が一番重要なのか?を理解すること
重要でない、効果の低い作業を捨てること
では重要なことを理解できたら次に考えるべきことは優先順位をつけましょう。
優先順位をつける具体的方法
頭の中がやらなきゃいけないことで一杯になっているので、一旦、紙に全部書き出しましょう。
それぞれに、優先順位として、順番を付けます。
下のグループに合わせて番号を振って下さい。
- 緊急性があり、重要なこと
- 緊急性があり、それほど重要でないこと
- 緊急性がなく、重要なこと
- 緊急性がなく、それほど重要でないこと
上記の、番号の1のグループから処理していきましょう。
すぐにやらなければならない事で、重要なことをまず済ませましょう。
1,2グループで緊急性のあるものを終わらせ、3グループで直ぐに締め切りがないが、重要なことに取り組むことができます。
最後の4グループは、はっきり言って不要です。
捨てる意識で良いです。
まとめ 選択と優先順位を普段から使おう
選択、優先順位の考え方で、以前より仕事に取り組むとき、落ち着いて始められるようになりました。
どうしようどうしようと混乱していた思考が、落ち着きを持って、整理出来ているので、精神的にも安定しています。
以前の私のように仕事で頭が混乱してしまっている方には、かなり参考になるのではないかと思います。
仕事を始めるとき、すでに問題が起きて混乱しているとき、今後の仕事の進行計画にも役に立つ方法です。
是非お使いください。