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未来学者レイ・カーツワイルさん、未来ってどうなるの?

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この先、社会はどうなっていくんだろう?って思っていたところに、NHK出版のレイ・カーツワイル著の「レイ・カーツワイル―加速するテクノロジー (NHK未来への提言) 」という本を見つけました。

※2007年5月25日初版なので、それ以前の内容になっています。

まず、未来学者レイ・カーツワイルさんってどういう人?

Raymond_Kurzweil,_Stanford_

Raymond Kurzweil, Stanford 2006 (square crop)” by “null0”http://www.flickr.com/photos/null0/271935168/. Licensed under CC 表示-継承 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.

 

[su_box title=”経歴” radius=”13″]20世紀のエジソンとよばれ、世界初の文字読取装置 フラットヘッドスキャナー(1975年)、シンセサイザーなどを発明した人。[/su_box]

その多彩さ故に、発明家、思想家、未来学者と肩書は多いです。

 

優秀な発明家なので、技術的に先を見通す力を持っていて、それが未来学者ということにつながっているんですな。

 

情報テクノロジーは加速度を増して成長していく

毎年2倍のスピードで成長していて、機器も急速に小型化しています。

なぜ進化のスピードが早くなるのか?

 

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それは、新しい技術、能力が生み出されると、今度はその能力を進化のために使われるから

2020年には集積回路は高密度になり、コンピュータは3次元コンピューティングという段階に入ります。

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え?3次元コンピュータ?

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将来の分子回路は、ナノチューブのような装置を用いるようになる。

ナノチューブは炭素原子で出来た微小な管状の分子で幅は原子10個分しかない。

今のトランジスタの500分の一の大きさしかない。

今の集積回路の速さは、数ギガヘルツですが、将来的には、信号が伝わる距離が短いので数テラヘルツの早さで動作します。

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す、すごい!

将来、腕時計にハイスペックPC並の処理速度が備わったら、もっと負荷の高いソフトとか使えそう。もちろん、モニター部分は小さいから、そこが問題。

 

21世紀はGNR革命

カーツワイルさんは3つのテクノロジーが急成長すると言っています。

  • 遺伝学 Genetics
  • ナノテクノロジー Nano-technology
  • ロボット工学 Robotics

その頭文字をとって、GNR革命と名づけました。

では各項目はどうなっていくんでしょう。

遺伝学 (遺伝子を再プログラミングする)

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今出回っている医薬品の効果について、どうしてそのような効果があるのか完全には理解されていません。

人間の遺伝子解析のヒトゲノムプロジェクトがあります。

 

私達の体内には約2万3000の遺伝子があり、約2万3000のソフトウェアがあることになります。

 

ヒトゲノムプロジェクトにより、遺伝子を再プログラムする道具もできようとしています。

RNA干渉という新しい技術があり、これにより遺伝子の働きを抑制することが可能です。

 

病気、加齢、肥満を促進する遺伝子が見つかったら、この技術を使えば抑制することができます。

人間の寿命は伸びて行くでしょう。

 

今後15年以内に人間は毎年1年以上寿命を伸ばせるようになるという予測が出ています。

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100年後には180歳が平均寿命に?! 凄いです(・∀・)

ということは、180歳が平均寿命なら、子供、若者、高齢者とかの基準はどうなっちゃうのよ。

還暦のあとの長寿祝いを新しく作らなきゃね、120歳が大還暦っていうそうだけど、その先を考えないとね。

ナノテクノロジー

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机においた一台のマシンによってどんなものでも作り出されます。

服、食料、コンピュータ、ソーラーパネルまで

ナノテクノロジーは非常に大きなパワーがあるので、私達が必要としているエネルギーをほとんどコストをかけずに作られるようになります。

そして、ナノボット(遺伝学とロボット工学)が重要になってきます。

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3Dプリンタがどんどん進化していくと言えそうです。

ロボット工学

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人工知能の進化が重要です。

人間の脳に匹敵する人工知能を作るために、演算能力として10の16乗(1京)という数値を予測に使っています。

 

このだけの計算力があれば脳全体をシュミレーションできます。

 

人間の脳には数百の部位がありますが、今後20年以内に、脳のすべてのモデルとシュミレーションが実現されるでしょう。

 

遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学の融合によって生み出されるナノボット

目に見えないくらい小さい、赤血球よりも小さいロボットが血管内をめぐり、病巣を発見して、薬を放出するように設計されている。

 

すでに、2006年4月マサチューセッツ工科大学の研究チームが癌細胞の治療に成功した。

 

・その実験とは

手術なので使われる溶解性の糸の原材料である、高分子ポリマーを細胞の100分の1の大きさまで小さくし、その中に癌細胞を破壊する薬剤を詰め込んだ。

 

この粒子は癌細胞だけを標的にするように設計されている。

「ステルス・ナノ粒子」と名付けれてている。

 

ガンを患ったマウスの血液に大量に送り込んだところ、7匹のうち5匹の腫瘍が完全に除去された。

今後、より進化し人体に使える日も遠くはない。

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人間の病気がなくなる鍵はナノボットみたいですね。個人的には、歯、皮膚の再生、花粉症など身近な医療の発展が気になりました。

普段使っているインターネットもどんどん進化していくと、人工知能と組み合わせて、情報収集、検索がすごく楽になりそう。

人間の労働の代わりになっていくので、残るのはクリエイティブしかないですよね。

感動を表現するっていう人のハートフルな部分を、もしコンピュータができるようになったら、コンピュータが戦争を止める活動を始めそう。

その前に人の内面の進化が大切ですよね。(^-^)

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ひろち
読書、日本の歴史、経済、自己成長のための情報発信。

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